今日も一日暑い一日だった、そんな日に一風変わったサークルの方々との対談が控えていた。暑い中、いそいそと待ち合わせ場所に行くと、人がよさそうな二人が待っていてくれた。早速、大学近くのお店に入って、簡単に食事の注文を済ませると、対談は始まった。あつい対談になりそうだ(笑)
はじめに彼らの紹介を。彼らは『WALKIN’ BLUE NOTE』の部長の平原史朗、副部長の藤崎孝史である。『WALKIN’ BLUE NOTE』とは去年彼らが立ち上げたブルースを演奏するサークルである。そもそも皆さんはブルースになかなかなじみのない人が多いのではないだろうか?ブルースってなんだ??って思う人はとりあえず彼らの演奏を聴いてみて欲しい。一度は聞いた事のあるような音楽だと思う。では彼はなぜブルースのサークルを立ち上げようとしたのか?そんな疑問から対談ははじまった。
対談者 部長・平原史朗以下、シ。 副部長・藤崎孝史以下、フ。B-netからADIG以下、A。
A:よろしくお願いします。まずは、なんでブルースなんですか?急ですが・・・(笑)
シ:決して深い意味はないんだよね。今までに色んな音楽をやってきたし、ただ純粋に大学に入って何かをしたいと思った。で、俺は何が出来るんだろう?と。そしたらやっぱり音楽なわけで、じゃあ何か音楽をしようかって。で、簡単でなおかつ奥が深くて楽しいやつ、っていったら俺はブルースかなと。そして藤崎とかに音楽しようぜって話をして、藤崎は乗ってきて。じゃあみんなでサークルとして活動してみようかという話になって、俺と藤崎と香緒里(初期メンバーは3人)で始めたのがWALKIN’ BLUE NOTEというわけです。
フ:ですね~、今ではメンバーも増えてね。
A:そうなんだ、その時はブルースという音楽に対して抵抗はあったりしたの?特に藤崎くんは(笑)
フ:そうやね~・・・まず俺が音楽をやろうと思ったきっかけが、押尾コータローなんだよね(笑)
シ:うん、そうだね。俺が押尾コータローを藤崎の前で弾いてみて・・・・
フ:そう、高校のときに押尾コータローを聴いていて、分大に来て、シロウチャンに、
「知ってる?」ってきいたら知ってて。何で知ってるの??ってな感じで話がもりあがって(笑)
そしてシロウチャン家に行ったら、押尾コータローの『翼~you are the HERO~』って曲を目の前で弾かれて、いや、人間できるんだって(笑)普通の人間が!!!(笑)まあ後で普通じゃないって気が付いたんだけどね(笑)それで感動して、俺もやるわってことになったんだ。
シ:そう、でも最初から押尾さんのような音楽をやろうと決めておいたわけではないから、まあ何かやろうと、じゃあブルースやろうということで始まったわけです。
フ:やっぱり最初はそんなこんなで始まったから『ブルースってなんだ?』っていう抵抗はあったね。
A:じゃあサークルを立ち上げるに際して、何か目標とかはうちたてたの?
シ:いや~、それがね、特にないんだよね。皆でわいわいやれるとか、ある程度高いレベルで演奏できたらいいなーって。実際目標ってなかったよね?
フ:そうやね・・・でも最近出来たよね。
シ:ん~そうだね。この前ケイチャン(ベース)がね、すっごい、いいことを言ったんだよね!
「60歳になってもふらって集まったときにね、皆で昔こんなのやったよねってブルースを弾くのを楽しめたら最高じゃない?あと長い付き合いが出来るような仲間を見つけることと、技術をつけていこうや」と。
フ:あーあれは感動したね!
シ:実際、最初は目標を見出すだけの技術もなったし、みんな音楽に対して音楽の『お』の字も知らない人ばっかりだったから、ここまで出来るかわからなくてかったし、今のレベルは4年ぐらいでようやく到達できるものと思っていたし。でも一年足らずでどんどんクリアしていったから、目標がどんどん高くなるっていうか。
A:じゃあ一年足らずでここまでのレベルになれたということはさ、それなりに練習において大切にしている事とかあるんじゃない?
シ:ん~そうやね・・・とりあえずメリハリをつけることやね。
フ:そうやね
シ:遊びなんだけど遊びじゃないんだよ。練習はきちっと真剣モード、モードが違うわけよ、じゃないと本当にギターの技術とかは毎日弾かないとだめだから、サークル外でも毎日ちょこちょこ弾けるように時間をつくってもらうことだとか、すごい音楽をやったこともない、友達に誘われて入ってきたような人達には、やろうとしていることはとてつもなく難しい事のようにたぶん最初は思えたと思うっちゃ。だけど実際やってみて、今このレベルに達したということは、すごいことだと思うよ。とりあえずメリハリをつけようと、まあ出来ないときもあったけど、ある程度皆がクリアしていったから、だから今のレベルになったと思う。藤崎どう?
フ:そうだね、サークルは週3じゃん、で、やっぱり毎日ギターを弾かないと上達しないんだよね、サークルの時はみんなで演奏する内容をあわせようとしていたんだけど、最初は出来なかったんだよね。今はみんなモードを切り替えてくるから出来るし、モードも飲み会のモード、遊ぶときのモード、練習するときのモード、あわせるモードとか切り替えが出来るようになったから、今は上達が早いと思うね。後輩にもその雰囲気は伝わっているみたいだし、今後もうまくいきそうだよね。
A:じゃあいろいろあった山があったみたいだけど、どうして越えていくことが出来たなのかな?
シ:皆が、協力してたからだね、やろうっといったらやってたし、特定の要因とかはなかったんじゃないかな?何回も説明をしてそれを、皆が理解するようになったといううこともあるし、やっぱり、理解するようになるころは皆が上達をしはじめているときやっちゃよね。上達し始めちょる時って言うのは、嬉しいからのみ込めるじゃん、どんどんどんどん。そう言うところで一歩成長して、また壁にぶち当たって、でまた皆で励ましあってってきた感じやね。まあでも実際雰囲気がよくなったのも後輩が入ってきたから、最近特にやね。一応始めは皆でやっていこうってなってたけど昔は人数が少ないってのもあったし・・・
フ:仲のいいメンバーで作ったっていう事もあるし、なんかさ、甘えも少しもあるっちゃわ。
シ:でもやっぱり後輩が入ると、しっかりせないかんてのもあるし、やっぱカッコいいとこ見せたいって言うものもあるし(笑)そういうこともあって、二年に入ってこうガッ!!っとあがったね。
フ:あがったね~。まあ最初のころは話し合いもしたしね。