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番外編では、小島健一さんにお話をお聞きしました。
小島健一さん(34)
広島大学を卒業後、大学の職員として約6年間勤務。
その後2005年1月にキャリアコンサルタント個人事務所「Career Window」を開業。
同年6月、厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格され、キャリアカウンセラーとして現在働かれている。
‐ 現在のお仕事 ‐
インタビュアー(以下イ)「現在されている職業について詳しく教えて下さい。」
小島さん(以下小)「現在大きく分けて4つの仕事ですね。まず、大分大学のキャリア開発課のほうで、
エントリーシートや面接指導、相談業務などを行っています。
その他に、高校生の就職相談、大分刑務所の
受刑者の方への就労支援、主婦やフリーターの方を対象に行っている就職支援などを行っています。」
イ「今の仕事を始めたきっかけは何だったんですか?」
小「私立大学で事務職員をしていた時に、就職課に配属になったんですよ。それがキッカケですかね。」
イ「といいますと?」
小「就職課っていうのは、『ありがとう。』や『おめでとう。』が飛び交う所だったんですよ。
多くの喜びの架け橋になる仕事だという事に気づきました。これが今の仕事をやろうと思ったキッカケに繋がっていると思います。」
イ「そうなんですね。ではそういう事が今のやりがいにも繋がっているんですか?」
小「そうですね。『ありがとう』と言われた時には、やはり力になりますね。」
イ「なるほど。明るい言葉が行きかう職業というのはとても魅力的ですね。逆に大変だなと思う事は無いんですか?」
小「大変な事はないですね。たまに学生に出したメールにレスポンスが無くて凹む事はありますが。(笑)
自分のメールの打ち方が悪かったんだと反省して次回は工夫する様にしています。」
‐ 就職活動について -
イ「がらっと話は変わるんですが、これから就職活動をしていく分大生に、今のうちからやっておいた方が良いことがあれば教えて下さい。」
小「ぼーっとする時間を省く事ですね。取り敢えず、何でも良いのでやってみる事が大切。後、家にこもってるのもあんまりお勧めしないかな。
家だと出来る事が限られてくるので。バイトでも、旅行でも何でも良いので活発的に動いて欲しいですね。」
イ「確かに、学生時代を振り返った時のエピソードは大切ですもんね。では、多くの就活生を見てきて、
就職活動に成功した人に共通してあるものは何だと思いますか?」
小「明るさ、粘り強さ、社会性かな。その子を見て、少し話をしただけで、育ちがわかるんですよ。人事の人なら尚更分かると思いますよ。」
イ「見透かされているんですね。少しこわいです(笑)普段が大切という事ですね。では、まだやりたいことが決まっていない学生にアドバイスをお願いします。」
小「身近な大人誰でも良いので、誰かに話を聞いてみてください。」
イ「何故ですか?」
小「若い人が困っているという時は社会の大人は必ず助けてくれるという風になってるんです。
意外と社会人は皆アドバイスしたがりな人が多いと思います(笑)取り敢えず、打ち明ける事が重要です。」
イ「なるほど。社会の仕組みがそうなっているんですね。すごい!!」
小「あと厳しい事を言えば、今の段階で夢や目標が決まってないというのは非常に甘いですね。自分の将来についてきちんと見つめなおしてほしいですね。」
イ「どうすれば見つける事ができますかね?」
小「常日頃から、自分の将来について考える事ですかね。インターネットの検索エンジンと同じで、脳をフル回転させる。探しているから見つかる。常に想像する、考える事でキッカケが生まれるんですよ。それにプラス行動です。」
イ「なるほど!確かにそうですね。探さないと見つからない。私も考えてみます。」
‐ 最後に ‐
イ「学生に是非読んで欲しい本があれば教えて下さい。」
小「デールカーネギーの『人を動かす』。大変読みやすくて、生き方を示してくれる様な本なので是非お勧めですよ!」
イ「小島さんの予定を見させて頂いたらお休みの日がほとんど無かったのですが、休日は何をされていますか?」
小「そうですね。予定が無い日というのはほとんど無いですね。合間の時間を使って、仮眠を取ったり、完全な休みの日は
職業柄、講演会等に出かけて行き、プレゼンの仕方等をその講師の方から学んだりしていますね。」
イ「では最後に分大生にメッセージをお願いします。」
小「せっかく頂いた命なので有効に使おうという事ですかね。人のロウソクの火って言うのは長さが決まっているわけですよ。
その命の炎を赤々と燃やして、今日を精一杯生きて欲しいという事ですかね。とにかくやりたい事をやって欲しいです。」
イ「有難うございました。」