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インタビュアー(以下イ):「御社について教えてください。」
筒井さん(以下筒):「株式会社 夏空というところで、じゃんぐる公園という地域ブログポータルサイトの運営をおこなっています。そこで、私は編集長をしています。内容的にはインターネット関係のホームページの運営管理など。」
イ:「なぜ今の職業に就いたのか。」
筒:「元々昔は建築士になりたかったんですが、留学をした時にインターネット関連に興味を持ち、留学から帰ってきて、学生の時にベンチャーを立ち上げたのがキッカケかな。地域コミュニティーをやりたいなと思ってる時に、丁度この会社でこういった形のサイトをたちあげるということで、この会社に入りたいと思い入社しました。」
イ:「今の仕事で大変だなと思うところがあると思うんですが、いかがですか。」
筒:「(笑)苦しさはあんまり感じないですね。自分が立ち上げたプランが起動にのらないときは、耐え時だなって感じますね。あまり苦しいとは感じた事がないです。楽しいとかやりがいがあるとか自分のプランに近づいているのがわかるから、楽しいという気持ちの方が大きいですね。」
―面接は自分を売り込む場であり、気に入られる場ではない―
イ:「就職活動はどのような事を行われましたか。」
筒:「皆がやっているような就職活動はしてないんですよ!」
イ:「就職活動してないんですか!??」
筒:「ベンチャーの時に、バイトとしてこの会社に入ったんですよ。その時はこの会社に入るとは思ってなかったんです。たまたま、学校でやっていたベンチャーと今の会社のやっていたことが似ていて。半年位して、これはおもしろいぞ!!と。今自分がやりたいことと近いなと思って、今の会社に入りたいなと思いました。自分のやりたいことをやりたいなと思いました。」
イ:「バイトはどこで出会われたんですか。」
筒:「バイトは色々していて、ここでバイトしたいというよりは今の社長と仕事がしたくてここで働いていました。社長と出会ったのは、大学の広報の方の紹介で出会いました。」
イ「面接では自分をどうアピールしたのですか。」
筒:「面接は自分を売り込む場であり、相手に気に入られる場ではないと思うんですよ。面接で自分の本性を見せないでいいことばかりいっていてもばれると思う。正直ここで面接に受からなくてもいいと思ってたんですよ。学校や留学の経験の何を感じたか、それをこの会社でどう活かしたいか、自分がこの会社に入ることでどういうメリットがあるかということを、正直に話しましたね。思うとおりに自分を売り込んだだけですね。
バイトをしているときも、バイトだからという気持ちでやってなかったですね。
インターンとか、いろいろな経験を通してもっと会社をしらなければならないと思います。」
―留学を通して視野が広くなった―
イ:「学生時代はどのようなことをしていましたか。」
筒:「二大イベントは、留学とベンチャーを立ち上げたことですかね。」
イ:「留学はどれくらいされてたんですか。」
筒:「留学はワーキングホリデイで一年間していました。」
イ:「どこに行かれたんですか。」
筒:「カナダのバンクーバーに。」
イ:「なぜ留学をしようと思ったんですか。」
筒:「昔から、英語は出来なくても他の国の人と話してみたいというのが元々あったのと、当時建築を専攻していましたが、このまま自分はやっていくのかという疑問にぶつかって、考える時間がほしかったのもあります。キッカケは、友人が留学をするといった事ですかね。友人から留学はどうやったらできるか尋ねられて、興味を持ったのが最初ですね。丁度自分自身迷ってる時期でもあったので留学しようと思いました。自分で調べて、お金貯めて、話したいという気持ちだけで海外にいきましたね。英語は全然勉強しないで行きました。」
イ:「英語は勉強しないで大丈夫でしたか???」
筒:「最初、入国審査で、でれなかったんですよ(笑)喋るときもジェスチャーとかでしたね。」
イ:「留学で学んだことはなんですか?」
筒:「学んだこというよりは、できるようになったのは、視野を広く見れるようになったかな。日本から出て、日本を外から見たときに初めて日本がどういう風に見られているのかということを知りました。視点を変えるだけで全然違うんだなということに気づきました。また、自分から行かなければ積極的に働きかけなければならないなという事がわかりましたね。日本は待っててもくるけど、外国では自分から行かなければ相手にしてもらえないので・・働きかけるっていうものが自然と身に着きましたね。」
イ:「学生時代どういう風に過ごせばいいかアドバイスがいただけたら嬉しいのですが。」
筒:「学生時代は遊ぶだけ遊んどいたほうがいいと思うよ!自分達がベンチャー作ったのも遊びやと思います。何か作り上げることが楽しかったんですよ。やりたいことをやるべき。
社会人になったら社会人の見方とか出てくると思うし、今それを学んでる最中。自分が好きなことは徹底的にやっていった方が良いと思うよ。自分もB-netを立ち上げた時、ほぼゼロの状態から立ち上げたから、苦しい時もわかる。ゼロから1は本当に大変ということはわかる。社会人になって最初はみんな同じだけど段々差がついてくるとなると恐らく、学生時代の経験やと思う。学生だからできる事って沢山あると思うし、自分達もB-netの時に学生ということを利用して立ち上げた部分もある。学生を活かして、色んなことして、色んな人にあって、話し聞いて、色んなことを学べば良いと思う。好きなことだったら、学ぶ気も起きるだろうし。後、学生時代にやっといた方がいいと思うのは、本当に腹割って話せる友達を作ったほうがいいということ。」
イ:「なぜですか。」
筒:「今もベンチャーやってた仲間と連絡取ってるし、お互いの心境の変化がわかるし、困った時も連絡を取れるから。会社入ったらもちろん仲間もできるけど、皆色んな事情もあるし、なかなか腹割って話せるまでに時間がかかる人もいると思う。大学とか時間あるうちに、そういう関係作りに時間を費やした方がいいじゃないかな。ライバルでもあり、なんでも言い合える仲間というものは大切であると思う。当時学生の頃は気づかなかったけど、今になって言える事ですね。当時のB-netの仲間はライバルでもあり、困った時へこんだときに連絡取る仲間でもあり、すごい大切な存在ですね。」
イ:「良い関係の仲間というのが必要ということですね。学生時代に戻りたいですか。」
筒:「ベンチャーをやるなら戻りたいけど、学生をやるなら戻りたくないかな。」
―尊敬するのは、社長と父―
イ:「学生の頃と社会人になってからの違いを教えてください。」
筒:「責任感!」
イ:「責任感ですか?重くなったということですか。」
筒:「当然会社やけん、収益をださなくてはならないし、学生のうちはどうせ大学生やからという意識がどこかにあると思う。それが強みやと思ってたし。社会人になったらそれではだめだなと思います。色々な責任が増える。後、社会人はお金を貰いながら学べる場かな。学校はお金を払って学ぶじゃないですか。それが大きな違いだと思います。自分が働きながら成長できるということ。給料貰いながら自立して生活していくというのも違いだと思います。」
イ:「休日はどのように過ごされますか。」
筒:「最近カメラを買ったので、カメラにはまってますね。あと、ドライブが好きなので、気晴らしに遠出して、自然に触れるのが好きですね。遠出すると、新しいアイディアも生まれますし。食べるのも好きです。最近は津久見のまぐろのステーキにはまってます☆」
イ:「尊敬するひとはいらっしゃいますか。」
筒:「社長と父ですね。社長は自分がこの会社に入りたくなったキッカケ。すごくポジティブな人で、刺激を受けれる。父は、家庭を持ってて、ケータイとかの電池関係のチームにいて、
今でも単身赴任で色んなとこを飛び回っているんですが、今でも叶わないなと思う相手ですね。家では父であり、仕事もしているということがすごいなと思います。今自分が結婚しても仕事で手いっぱいになると思うから。そういった意味で、どちらも両立できていた父は、尊敬してます。」
イ:「おすすめの本とかありますか。」
筒:「『仕事ができる人の心得』という本ですね。仕事が出来るひとの考え方載っている本ですね。」
イ:「普段から心がけてることは何ですか。」
筒:「自分の根本にあることは、どんな状況でも楽しめる状況を作るということ。与えられたことに対して、どれだけ楽しめる状況を作るかということ。でも、全部楽しめるかというとそういうわけでもない。だから、逆に嫌いなことはしない。今の仕事もやりたくてやっているので、やりたいことをやるためには結果を残さなければいけない。常に皆より一歩先に行きたいという気持ちを持ってます。意識をもって色んなことをすること。バイトは自分の中の将来像の計画の一部だったんですよ。接客業や仕入れ、電話対応などを大学生の時にしていたバイトで学びました。バイトをただのお金稼ぎという意識でするのか、そこから何か学び取ろうという意識でするのかでは、全然得るものが違うと思う。意識次第じゃないかな。」
イ:「もともとそういう計画の中でバイトをしてたんですか。」
筒:「元々やりたいことが頭の中であったので、これを学べばあれにつなげれるということを想像してました。落ち込んでる時はこんな考えでてきませんけど(笑)なるべくポジティブに考えるようにもしてますね。」
―就活という枠に捕らわれずアンテナはって色んな情報を集めたらいいんじゃないかな―
イ:「では、今後のビジョンを教えてください。」
筒:「今やってるウェブサイトを県で一番の、ポータルサイトにすることです。目指している部分ていうのは、サイトを使って、一般の人からの声がどんどんあがるようなサイトにしたいということです。これは会社のビジョンですね。自分のビジョンとしては、三年後位に独立したいってことですかね。三十前後で起業したいと思うことです。起業したら、凄い大変だし、それこそ責任も今以上にあることだとは思うが、自分のやりたいことをやるためには、起業するしかないと思ってます。覚悟はすごい必要になることだと思います。世界を飛びまわれる仕事をしたいなと思ってます。」
イ:「最後に就職活動に向けて頑張っている、またこれから社会に出て行く分大生にメッセージをお願いします。」
筒:「就職活動という枠にとどまらずに自分が何をしたいか、どういう分野で働きたいかというのをしっかり言える環境の会社を探してほしいなと思ってます。大学って四年間あって自由な時間って沢山あると思うから、アンテナはって色んな情報を集めたらいいんじゃないかなと思います。よくいるじゃないですか、『何がしたいかわかりません。』っていう人。何もしてないからわからないんじゃないのかなと思うんですよ。何かやってみて、実際会社訪問してみるのもいいし、もし(面接等で)落ちたからといって、会社はそこだけではないので、もっと視野を広くもって、色んなことにチャレンジしていってほしいです。頑張ってください。」
イ「有難うございました。」